徳島県議会 令和8年2月定例会

徳島県議会

3月11日(水)閉会。

防災減災対策、医療・介護提供体制確保などのR8年度当初予算、2月補正予算を含む79の議案について、可決・同意し閉会しました。

以下、今定例会の日程、質問、可決された予算の主な事業概要を掲載します。
長いですが、興味のある部分だけでもご覧いただければ幸いです。

令和8年2月定例会 日程

徳島県議会令和8年2月定例会 日程
日程
中継予定
中継予定

2月13日(金)開会、知事より提出議案の説明他

川真田 琢巳 一般質問 (2026.2.20)

午前11:25より60分間 7項目について質問

質問フル動画

以下、YouTube徳島県議会公式チャンネルより[質問・答弁・コメント]文字起こし。
質問ごとにご答弁・コメントをまとめています。

はじめに

徳島県議会自由民主党の川真田琢巳でございます。
県議会議員一期生として3年が目前となり、本会議においての3回目の質問に登壇させていただきます。

皆様お気づきでしょうか?
3回とも異なる所属会派での質問でございます。
まれなことかもしれませんが、❝現状維持に甘んじていない❞とご理解をいただければ幸いですし、そして何より徳島県の将来像、県政に対して求めていくことの本質には一切のぶれはございませんので理事者各位におかれましては、変わらぬ真正面からのご答弁をお願い申し上げまして、質問に入らせていただきます。

質問1-保育料無償化の効果検証について

まず始めに、徳島県が昨年9月から、国に先がけスタートした0歳児から2歳児の保育料無償化の効果検証についてお伺いをいたします。

本事業については、所得制限額や市町村への補助率の高さなど、総合的に見ると東京都に次ぐ手厚い支援であると認識をしております。


少子化が急速に進行する中、ご承知のように令和8年度から全国の公立小学校で給食の無償化が開始されるとともに高校授業料無償化の所得制限が撤廃され、大幅に拡大されるなど国を上げて子育て支援の充実強化に取り組まれているところでございます。


本県におきましても令和6年度から子供医療費や不妊治療費の助成、0歳から2歳児の保育料無償化がスタートするなど、国に先がけ【妊娠・出産・子育て】に関わる経済的負担の軽減に意欲的に取り組まれており、子育て世代の方からはありがたいとの声が聞こえてまいります。


その一方で、この度の保育料無償化に当たっては、市町村や保育施設における事務負担や保育士の確保など、現場では様々な課題があるともお聞きしており、中でも大きな負担は、高い補助率が設定されているものの、やはり無償化に伴う財政支出ではないでしょうか。


子育て施策については、各自治体の財政力によって支援内容に都道府県や市町村間での格差が生じているのが現状であり、そのような中、少子化の危機的状況を一刻も早く打破するという強い気概で県独自の支援として無償化に着手した点は大きな評価をしていますが、限られた財源の中、政策としての効果を客観的に検証する視点は不可欠であると考えます。


そこでお伺いします。
昨年の本会議において知事は保育料無償化について事業効果を検証していくと述べられておりました。
保育料無償化の事業効果についてどのように認識され、今後の施策にどう繋げていくのか所見をお伺いいたします。

質問1答弁 後藤田知事

川真田議員にお答えをいたします。保育料無償化についてのご質問でございますが、本県では「挑戦なくして改革なし」との考えのもと、少子化の大きな要因である、子育て世代の経済的不安の解消のため議会の皆様方並びに市町村の皆様のご理解・ご支援により、令和7年9月から県内全市町村において国制度の対象外となる0歳から2歳児の保育料無償化を開始したところであります。

「無償化の事業効果について」でございますが、無償化については先行事例もなく、また議員ご指摘の通り、自治体における財政負担が大きいことから、効果や課題の検証が重要と考えており、今年度専門機関の知見を活用し、調査を進めてまいりました。

具体的には四国在住の20代から40代を対象にアンケートを行い、得られた約1,700名の回答をもとに無償化を実施している本県とそれ以外の地域における、結婚・出産意欲、出産後の働き方の変化などについて比較分析を行いました。

現時点での分析ではありますが、無償化の対象となる世帯年収640万円未満の層では、家計消費支出として年間約9.4億円の需要喚起が見込まれるとともに、0歳から2歳の乳幼児期における希望労働時間が、1週間あたり平均約2.5時間伸びました。賃金ベースでは約8.6億円の増加が推計されております。

また、これらに伴う経済波及結果として県及び市町村が投じる推計事業費約14億円に対し、県内総生産を約19億円押し上げるとの資産結果が得られたところであり、子育て世代における経済的負担の軽減や就労の継続促進ともに、県内生産活動の活性化に一定の効果が認められるものと認識しております。

今後の施策の展開につきましては、昨年の9月議会で申し上げた通り、子育て世帯の多様化する働き方やニーズにしっかりと対応するため、令和8年度から保育料無償化の対象を認可外保育施設へ拡充することとし、本定例会に関連予算を提案させていただいているところであります。

引き続き事業効果や課題について検証を行うとともに、市町村と共に連携し、子育て支援のさらなる充実に取り組んでまいります。今後とも子育て世代が希望通り、安心して働き育児をできるように、「住みやすく育てやすい徳島」の実現に全力で取り組んでまいります。

質問1コメント 川真田琢巳

ただいま後藤田知事から保育料無償化の事業効果についてのご答弁をいただきました。
子ども・子育て施策については、誰もが希望通り結婚し、出産・子育てができる社会の実現に向けて、本来国において統一的に制度構築されるべきものであると考えています。

この度、国において地域格差を是正するための財政支援が2026年度予算に盛り込まれたところでございますが、まだモデル事業の段階であり、今後も人口獲得競争などに起因する自治体間競争は熱を帯びていくものと思われます。

ご答弁にございました客観的なデータは県民の納得感と「子育てするなら徳島」という強いメッセージ。この支援があるから徳島に住み続けたいというブランド力になろうかと思います。

徳島県が子育て支援のトップランナーとして全体最適に向けて、ご答弁にもあったようなデータに基づいたPDCAサイクルを回し、国の設計制度をリードする存在になることを期待しております。

質問2-中小企業等向け金融支援について

次に、昨日の代表質問においても、中小・小規模事業者への支援について、生産性向上の加速及び事業承継への支援にしっかり取り組むというご答弁がございましたが、私からは市場金利が上昇傾向にあるという観点から中小企業等向け金融支援についてお伺いをいたします。

ご承知のように、現在足元の景気は潜在成長力の伸び悩み、世界経済の先行きには不透明感、物価高で個人消費等は力強さを欠き、景気回復の実感は地方や中小企業までには広がっていない状況であります。
これは賃金上昇を上回る物価高騰や人口減少に伴う人手不足の恒常化に加え、金融資本市場の変動などコスト増を背景とした対応が求められる中で、特に経営体力などの弱い中小・小規模事業者の業績が回復しきれていないと認識するところであります。

現在のこうした難しい経済情勢下、足元では市場金利が上昇しており、長らく続いたマイナス金利から脱却し、「金利のある世界」が到来しているものの、地域経済を担う中小企業者にとっては、借入れ金利等の資金繰りの悪化という副作用となって波及するのも事実です。

厳しい経営環境に直面している事業者は、恒常的な人手不足や止まらない資材高騰などの課題を抱えており、省力化投資といった生産性向上による成長力強化や好機となる経営改善など、未来への投資を諦めさせないため多岐に渡る経営課題解決に取り組む健全な事業者を守り、軟着陸させることこそが、行政の責務と考えます。

そこでお伺いいたします。厳しい経営環境下市場金利が上がる中、県内中小・小規模事業者に対して、今後県としてどのように金融支援を行っていくのかご所見をお伺いします。

以上2点ご答弁をいただき質問を続けてまいります。

質問2答弁 黄田経済産業部長

厳しい経営環境下における今後の金融支援についてのご質問にお答えをいたします。
県内事業者の皆様に置かれましては、原材料価格の高騰や人手不足に加え、金利のある世界への移行など、多面的な経営課題に直面されているものと認識をしております。

県では、これまで県内中小・小規模事業者の皆様が事業経営に必要な資金を円滑に調達できるよう、経営安定に資する資金を始め、創業や設備投資といった成長促進に向けた資金など、事業者の資金ニーズにきめ細かく対応するとともに、昨年6月には米国追加関税と緊急対策枠を創設するなど、関係機関等と連携し、低利融資制度の構築・運用を図ってまいりました。

一方、日銀の金融政策見直しに伴い、市場金利は上昇傾向にあり、県の融資制度につきましても金融機関との協調融資である以上、一定の影響を受けることは避けられない状況にあります。その中におきましても、制度融資の強みである低利はもとより信用保管や中長期的な安定調達を維持し、事業者の皆様への影響が限定的なものとなるよう、各金融機関と緊密に連携し、引き続き相対的に有利な条件での制度運用に努めてまいります。

また様々な経営課題解決に取り組む事業者の皆様の資金需要にしっかりとお答えできるよう、昨年12月から新たに県独自の信用保証料補助を組み合わせた経営課題解決支援メニューを展開するとともに、来年度におきましても制度を継続するための関連予算を本定例会開会日にご承認をいただいたところでございます。

さらに現下の経済状況を踏まえ、これらの支援に加え、本県の未来を担うスタートアップ支援を強化するため、信用保証料率の引き下げ等を行い、挑戦する事業者を後押ししてまいりたいと考えております。加えて商工会や商工会議所、よろず支援拠点といった支援機関による経営相談、専門家派遣など、事業者の皆様に寄り添った経営支援に引き続き努めてまいります。今後とも国の動向や事業者の皆様の声を注視し、制度の運用に努め、意欲ある県内中小・小規模事業者の皆様の未来への投資や経営の安定化を通じて、県内経済の持続的な成長発展に向け取り組んでまいります。

質問2コメント 川真田琢巳

次に黄田経済産業部長から、市場金利が上がる中、県内中小・小規模事業者への金融支援についてご答弁をいただきました。

保証付制度融資は中小企業者や個人事業主にとって強い味方とも言える資金調達手段でございます。

ご答弁にもありました低利、信用保管、中長期的な安定調達というメリットに加え、地域の産業をどう守り育てるかという視点を忘れることなく、事業者の置かれた困難な状況に寄り添えるよう、引き続き国や金融機関、商工団体等としっかり連携し、中小・小規模事業者への支援に取り組んでもらいたいと思います。

県は生産性向上・成長力強化に向けた設備投資の補助金を大きく拡大し、スタートアップの促進や魅力ある職場作り、快適な職場環境の整備などの支援にも力を注いでいる今、未来への投資を諦めさせない、攻めの投資にブレーキをかけないように構造的変化への攻めの支援、単なる延命でない支援をお願い申し上げる次第でございます。

質問3-災害時要配慮者への支援について

質問を続けてまいります。災害時要配慮者への支援についてお伺いいたします。

先日南海トラフ巨大地震の被害想定が公表され、今回初めて災害関連死が徳島県で1000人から2000人に及ぶとの推計が出されました。東日本大震災や能登半島地震など大規模災害時における災害関連死の多くを占めるのは、高齢の方や障害のある方、いわゆる災害時要配慮者とされる方々でございます。

本県の高齢化率は35.7%と全国平均を上回っており、南海トラフ巨大地震をはじめとした大規模地震・異常気象の頻発激甚化など、自然災害のリスクが高まっている中、災害時要配慮者の方が安全に避難し、避難先で適切な支援が受けられるよう、万全の体制を整えておく必要があり、特に避難行動に支援が必要な方、お1人お1人ごとに市町村が作成する個別避難計画の作成が重要でありますが、令和7年4月時点における県内市町村の作成率は28%であり、決して高い数字ではございません。

しかしながら、この率で全国上位の11位に位置していることを鑑みると、それぞれの市町村の努力のみでは限界に来ているのではないかと思われます。県はこれまでも災害福祉支援についてDWATや災害ボランティアセンターとの連携強化など様々な事業に取り組まれてきたところではございますが、個別避難計画の作成についても、より一層市町村へ関与していくべきではないでしょうか。

さらには計画を作成して終わりということではなく、災害が発生した時、避難した後のケアについても実行性のあるものとする必要がございます。

そこでお伺いいたします。災害時要配慮者への支援について、市町村における個別避難計画作成率の向上とその実行性を高める取り組みを県として今後どのように進めていくのかご所見をお伺いいたします。

質問3 答弁 後藤田知事

災害時要配慮者への支援にかかる個別避難計画についてのご質問にお答えをいたします。
南海トラフ巨大地震が切迫する中、災害時に1人で避難することが困難であり、避難行動の際、特に配慮を要する方々への支援は県民の命を守り、助かった命をつなぐための不可欠の取り組みであると認識しております。

これまで県では、市町村と協力しながら個別避難計画作成に資するモデル事業の実施や、福祉避難所の整備促進DWATすなわち災害派遣福祉チーム先遣隊の創設など、要配慮者への対策の充実に取り組んでまいりました。

一方、議員お話の個別避難計画の作成率は全国11位と比較的上位ではあるものの、28%という数値は決して高いものではなく、早急に向上させなければならないと考えております。

そこで政策は現場にありとの考えのもと、今年度担当部局の幹部職員を直接複数の市町村に派遣し、その実情を確認した結果、対象者の状況把握や個人情報提供の意思確認等に必要なマンパワーが足りない避難を支援していただく方の確保が難しいなど市町村ごとに様々な課題を抱えていることを改めて把握いたしました。

こうした具体的な課題をしっかりと踏まえ、次年度においては、県として新たに学識経験者や福祉の専門家による専門サポートチームを編成し、市町村に対し、要請を待つことなくプッシュ型の支援を実施することといたします。

具体的には、マンパワー不足を補うための地域特性や個別課題に応じた先進事例の紹介や有効な手法の提案、避難を支援する方の確保に向けた地元防災組織や福祉専門職との連携支援など個別具体的なサポートを専門チームが実施することにより、個別避難計画作成を大きく加速させてまいります。

また個別避難計画の実行性を高めるため、計画に基づく人工呼吸器を必要とする方等の避難訓練の実施や避難後を見据えた医療用バッテリーや災害用トイレ等、資機材の整備支援、災害福祉支援ネットワーク会議の開催等によるDWATとの連携強化等の取り組みに加え、次年度は新たに、いざ発災時に、タブレット1つでオンタイムの情報共有ができるクラウドマップの整備に向け、個人情報保護などの法的な課題の整理やデータ処理などの技術的な対応に具体的に着手してまいります。

今後とも県内市町村や関係機関と一丸となり、災害ケースマネージメントも含めた、被災者支援に関する一体的な取り組みをさらに押し進め、誰1人取り残さない災害福祉支援体制を構築してまいります。

質問3コメント 川真田琢巳

知事からご答弁をいただきました災害時要配慮者の市町村における個別避難計画作成率向上とその実行性を高める取り組みについては、令和8年の予算措置に強い気持ちが現れていると感じています。

徳島では、近年人命に関わる大規模な災害が発生しておらず、リスクに対する意識の低下が懸念される中において、特に個人避難計画の作成は人的リソース、本人同意取得の困難さ、個人情報の共有問題、計画作成後の更新管理の負担など課題が多く非常に負担が大きい取り組みではございますが、作って終わりにしない実行性の確保まで、県内市町村や関係機関と一丸となって、災害福祉支援体制の構築を図っていただきたいと思います。

質問4- 徳島阿波おどり空港の地域のにぎわい拠点としての取組について

次に徳島阿波おどり空港について質問をさせていただきます。今定例会には空港の利便性向上や機能強化、誘客のためのプロモーション、アウトバウンド利用の促進など多くの仕掛けが提出されておりますが、加えて徳島阿波おどり空港が、国内外の多くの旅行者はもとより、県民に親しまれ、利用いただける地域の賑い拠点となるような取り組みについてお伺いいたします。

本県の空の玄関口である徳島阿波おどり空港は、国内線については羽田便が毎日9往復、福岡便は毎日2往復運行され、8月には北海道の新千歳空港へ直行便が飛んでいます。また就航から1周年を迎え、週3便運行している韓国との定期便は、年末3ヶ月の搭乗率が8割を超えたと聞いており、国内外合わせた航空旅客は2年連続で100万人を超える見込みでございます。

このようにインバウンド利用が増える中、阿波おどり空港はビジネスや観光、帰省などで国内外をつなぐ交通の要衝として広く利用されてきたところではございますが、今後将来に渡り持続可能な空港となるためには、航空旅客はもとより、広く県内各地からの来訪も促し、地域の賑い拠点として進化させていくことが重要であると考えます。

以前空港を利用した際に、徳島大学が鳥人間コンテストに出場し、地域の特色を生かしてサポーター賞を受賞した機体が展示されていたり、毎年実施されている合格祈願など太宰府天満宮に届ける願い札受付コーナーには、今年は過去最多の2300通以上が集まるなど、学生や地域に寄り添った良い取り組みが進められています。

また去る2月7日には、松茂町と連携した徳島 空×マチ マーケットを開催され、1階到着ロビーや屋外スペース、3階の展望フロアなどのスペースを利活用したイベント、現在は勝浦町のビッグひな祭りのPRでひな人形が展示され、空港利用者に楽しんでいただいているとのことです。

また他県に目を向けてみますと、ゴルフの人気が高い宮崎の空港では、チャレンジパターコーナーやグッズ販売などゴルフの魅力発信イベントの実施や茨城空港や伊丹空港では、産直市イベントを実施するなど、地域の魅力と人々をつなぎ、地域活性化を図る取り組みを進めています。

そこでお伺いいたします。今後本県においても、他空港の取り組み等も参考にしながら、徳島阿波おどり空港が国内外の多くの旅行者はもとより県民に親しまれる、利用いただける地域の賑い拠点となるよう、取り組みを進めていくべきだと考えますが所見をお伺いいたします。

質問4答弁 勝川観光スポーツ文化部長

徳島阿波おどり空港が地域の賑い拠点となるよう取り組みを進めていくべきではないかとのご質問でございます。徳島阿波おどり空港の令和7年の利用者数は国際定期便の就航も後押しとなり、速報値では、前年比6.8%増の約111万人となっております。

徳島新未来創生総合計画に掲げる空港利用者数120万人の目標を達成するためには、議員お話しの通り、空港を旅行者は元より県民の皆様に親しまれる地域の賑い拠点とし、利用者の増加につなげる取り組みが重要であると認識をしております。

県では、これまでも徳島空港ビル等と連携し、機体見学や空港業務を体験できる空のイベントの開催や地元産品のポップアップショップの展開藍染作品やひな人形の展示など、空港の賑い作りに取り組んできたところであります。

また昨年8月には、経済団体や観光物産・交通事業者に加え、空港経営の専門家等で構成する空港将来ビジョン検討会議を設置をし、短期・中長期の両面から、空港の機能強化や魅力最大化に向けた検討を進めているところでございます。

検討を進めるにあたり、昨年10月に実施をしました利用者アンケートや関係団体へのヒアリングでは、「航空機を利用しない人も空港を訪れたくなるような魅力ある催事」など、県民の皆様に「もっと身近に感じてもらえる仕掛け作りが必要」「魅力的な飲食店・物販店の充実が必要」といった多くの声を頂いております。

こうした利用者の声や検討会議での議論を踏まえ、空港を新たな賑わいの拠点と位置づけ、県内市町村や徳島空港ビルとの連携のもと、地元の新鮮な野菜や県内各地の特産品販売などを行う徳島 空×マチ マーケットや藍染体験など、地元クリエイターと連携した伝統工芸ワークショップの開催など、年間を通じまして魅力的なイベントを開催してまいります。 加えまして、情報発信の拠点として、到着ロビーの大型LEDビジョンや新たに導入するデジタルサイネージ等を最大限に活用し、四季折々の観光情報や旬の食、物産など徳島の魅力について積極的に発信をしてまいります。

今後とも徳島阿波おどり空港が、国内外から訪れる旅行者はもとより、県民の皆様からも親しまれる地域の賑い拠点となるよう、官民の力を結集し、空港の魅力最大化に向けた取り組みを進めてまいります。

質問4コメント 川真田琢巳

次に勝川観光スポーツ文化部長から、徳島阿波おどり空港を賑いの拠点にしていく取り組みについてご答弁をいただきました。

私は空港という場所は賑いを創出するポテンシャルを大いに秘めていると感じています。またご答弁があったように官民が連携していけば、多種多様なアイデアが生まれやすい場所でもあると思っています。

その他既存のものも活用する考えからしますと、徳島阿波おどり空港には徳島県出身の漫画家竹宮恵子さんの光の変容というステンドグラスがあり、素晴らしい文化的資産であり、コラボ企画などの開催を考えてみる価値もあろうかと思っております。

空港を飛行機に乗る場所、移動の拠点という枠を越え、遊びに行く場所、地域課題を解決する場所へと機能を拡張していただきたいと期待しております。

質問5-企業局の認知度向上への取組について

次に、この質問も県民の皆様の関心や親しみの状勢についての質問となりますが、企業局の認知度向上への取り組みについてお伺いさせてもらいます。

私は今年度、県土整備委員会で本県の豊かな水資源を活用した電気事業や地域経済を下支えしてきた工業用水道事業を始め、企業局が運営する4事業について説明を伺ってまいりました。本県の経済の基盤を長きに渡り支えてきた役割、いわば社会の血液・血管とも言える企業局の働きは、今後も重要性を増していくものと認識したところでございます。

現在はダムの貯水率の低下による社会的影響を最小限に留めるご努力が、連日ニュース等で報道されていますが、正常に機能している時は、その存在が意識されにくい傾向にあります。

また私の地元、吉野川市のようにダムや発電所などの関連施設がない地域においては、果たしてきた役割やその貢献度への関心が低いのも実情でございます。こうした思いから去る11月の県土整備委員会におきまして、企業局の取り組みをよりよく知ってもらうため、積極的なPRを行うべきであると提言させていただきました。

そのような折、先日地元のケーブルテレビで企業局の若手職員が、水力発電の仕組みを解説されている番組を拝見しましたが、大変分かりやすく解説されており、このような発信は県下全域でのPRに繋がるのではないかと感じた次第でございます。

来年度企業局は発足70周年の節目を迎えると伺っております。これを単なる節目として終わらせるのではなく、認知度向上に向けた絶好の機会と捉え、事業への理解を深める発信を続けていくべきではないかと思います。

次代を担う子供たちや若者を始め、県下全域へ広く発信することは、単なる認知度の向上にとどまらず、県民生活や地域社会への貢献に対する理解を深めることにも繋がり、引いては企業局の存在意義の向上にも繋がっていくのではないでしょうか。

そこでお伺いいたします。企業局のこれまでの取り組みや成果について、県民の皆様の理解促進と認知度向上を図るため、今後どのように取り組まれるのかご所見をお伺いいたします。
それぞれ3点についてご答弁をいただき質問を続けてまいります。

質問5答弁 勝間企業局長

企業局の認知度向上についての取り組みについてご質問いただいているところでございます。

公営企業でございます企業局がどのような事業を行い、役割を果たしているかにつきましては、これまでにも関係企業や団体の皆様には十分なご理解・ご協力を賜っておるところでございますが、県民の皆様には、企業局の活動自体を意識される機会も少なく、まだまだ十分に認知されていないのが現状でございます。

そのため、将来に渡り、企業局が社会的責任を果たしていくためにも、県民の皆様のご理解とご協力が不可欠であることから、企業局の存在をより身近に感じていただくための取り組み、それをしっかりと進めてくいく必要があると考えているところでございます。

こうした中、来年度企業局は創立70周年という大きな節目を迎えますが、これを単なる通過点として終わらせるのではなく、認知度向上に向けた絶好の機会と捉え、これまでにない新たな情報発信ツールの開拓に向け、次の4つの取り組みに果敢にチャレンジしてまいります。

1つ目といたしましては、従来の記念誌に変えまして、これまでの歩みと成果を取りまとめ、先人たちの功績や脈々と受け継がれてきた技術力、発電所、ダムなどの施設紹介に加え、事業に深く関わってこられた方々のインタビューなど、画像と動画をおり混ぜたデジタルアニバーサリーブックを作成し、ホームページやSNSで幅広く発信するとともに、子ども達の環境エネルギー学習の教材や人材確保に向けた採用活動のツールとしても活用してまいります。

2つ目といたしましては、SNSでの発信は元より、議員からご提案もありました、ケーブルテレビとの連携を一層強化することとし、水力や太陽光発電の仕組みを始め、南海トラフ巨大地震を想定した防災訓練の模様など、ライフラインを担う企業局の取り組みを県下全域で放映していただき、県民への浸透力をさらに高めてまいります。

3つ目といたしまして、主催する各種イベントにつきましても、一層の工夫を凝らしてまいりたいと考えており、具体的には、開館10周年を迎える川口ダム自然エネルギーミュージアムでは、展示コンテンツの全面リニューアルに合わせたイベントで、ドローンと水力発電を組み合わせた新たな啓発モデルの創出にも挑戦してまいります。

4つ目といたしましては、徳島新来創生総合計画とも歩調を合わせ、来年度予定しております、次の10年を見据えた新たな経営計画の策定におきましては、私たちの取り組みを改めて知っていただくと共に、各種取り組みに対し、頂いた県民の皆様のお声もしっかりと踏まえることで、企業局の新たな方針と目指すべき姿を取りまとめ、より分かりやすい形で情報を発信してまいります。 今後とも地方公営企業としての健全経営を堅持することはもとより、県民目線に沿った取り組みをしっかりと発信し、企業局の新たな一歩を力強く踏み出してまいります。

質問5コメント 川真田琢巳

次に勝間企業局長から企業局の認知度向上への取り組みについて、新たな情報発信として4つの取り組みに挑戦していくとの答弁をいただきました。

24時間災害時の初動体制を整えられている危機管理部同様、24時間公共福祉の安定供給、また地域経済の発展を下支えしていただいている非常に重要な部門である企業局のことをもっと県民の皆様に知っていただきたいという思いから質問をさせていただきました。

これまでもしっかり取り組んでこられたとは思いますが、地方公営企業と言えども、やはり県民が知ってこその行政であり、どんなに意義のある事業でも県民に届かなければ意味がありません。

単なる情報発信にとどまらず、県民の皆様の理解が深まる、伝わる広報となるよう、しっかり取り組んでもらいたいと思います。

質問6-川田川の治水安全度を高める河川改修について

質問を続けてまいります。
吉野川市山川町の川田川の治水安全度を高める河川改修についてお聞きいたします。

吉野川市内を流れる河川は、江川やほたる川、(いわ)()川など、平地を緩やかに流れる河川というイメージがある中で、川田川は奥野々山を源とし、大雨が降れば急峻な山間部を一気に流れ下り、吉野川へと合流するという急勾配な河川でございます。

この川田川の下流部では、戦後最大流量を観測した平成16年豪雨に伴う吉野川本川の水位上昇により、川田川の流れが行き場を失いました。吉野川との合流点付近には、先人たちによって、こうした激しい流れから少しでも堤防を守ろうと「水防竹林」が植えられ、現在もその役割を果たしております

地元の方々からは、平成16年当時は、堤防の天端付近まで洪水が迫り、「堤防が振動していた」という生々しいお声も伺っており、今でも台風で吉野川が増水した後には、不安の声をたくさんの方からいただきます

また国土交通省や県が作成した洪水浸水想定区域図に目を通しますと、下流域では浸水範囲が広域に及び、甚大な被害の発生が予測されており、近年全国各地で激甚化する豪雨災害のニュースを見て、地域住民の方が堤防の安全性に不安を抱くことは当然のことでございます。 私もこうした地域の声に答えていかなければと思うばかりでございます。

そこでお伺いいたします。川田川の治水安全度を高めるための河川改修を進めるべきだと考えますが、所見をお伺いいたします。

質問6答弁 新濵県土整備部長

川田川の河川改修についてのご質問でございます。

徳島県中央部を流れる中小河川である川田川につきましては、下流部に広がる、吉野川市山川町の市街地を洪水被害から守るため、これまでも数次にわたる改修を重ね、堤防整備をはじめとする治水能力の強化に努めてまいりました

近年は気候変動に伴い、激甚化、頻発化する水災害への備えを、より一層強固なものとすべく、国の国土強靭化予算を積極的に活用し、とりわけ洪水時の水位低下に直結する堆積土砂の撤去などを重点的に実施し、即効性のある治水対策に取り組んできたところでございます。

議員お話の川田川下流部は吉野川の洪水が逆流するバックウォーター現象の発生が懸念される箇所であることに加え、左岸側で山川町の川田地区や村雲地区などの住宅地や、その周辺の田畑などから流れ込む岩谷川も合流する、3河川の結節川となっており、洪水時、水流が激しくぶつかり合って水位上昇を招きやすい箇所でございます。

こうしたことから、岩谷川における河道拡幅や既存排水機場の機能強化を先行する形で進めてきたところ、この度工事完成への目度が立ったことから、次なるステップとして、川田川での吉野川堤防と一体化した防御機能の構築に向け、具体的には最下流部にかかる瀬詰橋から上流区間における堤防補強に向けた詳細設計に着手してまいります。

この設計にあたっては、先人の経験が盛り込まれた、議員のお話にもございました、「水防竹林」が有する洪水の勢いを受け止めながら堤防への衝撃を和らげる減衰機能を最新の土木技術の視点からも再評価することとし、堤防本体の剛と水防竹林の柔が相まった多重防御の導入を検討し、記録的な豪雨災害が常態化する中でも、致命的なダメージを回避する工夫をこらした治水対策を進めてまいります。

今後とも流域住民の皆様が、将来にわたって安全と安心を実感していただけるよう、川田川の治水対策をしっかりと進めてまいります。

質問6コメント 川真田琢巳

それぞれご答弁をいただきました。
新濵県土整備部長からは、川田川の河川改修について、川田川では吉野川と同様に住宅地や農地などより2mもしくは3mも高い堤防が連続しております。

ひとたび氾濫すれば、その被害が甚大なものになることは明らかでございます。洪水時には、吉野川本川の堤防ととも一体となって氾濫を防ぐ必要がありますので、将来的にも流域の方々が安心に暮らせることができる治水対策をしっかり進めていただくことを要望させていただきます。

質問7-阿波吉野川警察署の新庁舎整備について

最後に、阿波吉野川警察署の新庁舎整備についてであります。

吉野川市を管轄する阿波吉野川警察署については、県下の警察署で最も古い庁舎であるうえに、耐震性に懸念もあり、いつ発生するかわからない南海トラフ巨大地震への対応の観点からも、かねてから新庁舎整備の早期整備を求めてまいりました。

そんな中、令和6年には吉野川市役所の道向かいである「旧農業研究所鴨島分場」への移転整備が公表され、さらに先般の9月定例会では、整備手法について設計、建築、解体を一括発注する、デザインビルド方式で進める旨が表明されたところでございます。

また本定例会には、提案されている議案の中に、阿波吉野川署の整備にかかる67億円の債務負担行為が含まれており、いよいよ整備が本格的に進んでいくものと大いに期待しているところであります。

一方で、同署の整備は、近年の県事業の中でも、規模の大きな建築事業となりますが、昨今の建築業界の資材高騰や人材不足などは、公共事業にも大きく影響を及ぼしているところであり、他県の警察署整備においても、事業者の参画がなかったり、予定価格を超過する事例が見られるなどしております。

そのような事態になりますと、整備手法の検討や整備内容などについても、見直しが必要となり、阿波吉野川警察署の整備スケジュールのみならず他の計画にも大きな影響を及ぼします。早期整備が求められる本事業において、そのような事態はできる限り避けなければならないと考えるところでございます。

そこで警察本部長にお伺いいたします。
阿波吉野川警察署の新庁舎整備について、できるだけ多くの事業者から参画をいただくとともに、一括発注の利点を活かし、民間事業者からより良い提案を受けられるよう工夫をすべきだと考えますがご所見をお伺いいたします。
2点ご答弁をいただきまして、まとめに入ります。

質問7答弁 児玉警察本部長

阿波吉野川警察署の新庁舎整備についてのご質問でございます。

同署につきましては、吉野川市鴨島町に所在する旧農業研究所鴨島分場への移転整備に向けた取り組みを進めているところであり、昨年3月には新庁舎に求められる機能や性能などを内容とする基本構想を策定・公表いたしました。

また昨年9月定例会では、その整備手法について、新庁舎等の設計建設の他、現庁舎等の解体を含んで一括発注する、デザインビルド方式を採用することをご報告させていただいたところでございます。同手法を採用することで、民間の技術や知見を活用した、高品質な庁舎整備や財政負担の縮減等が期待できるものと考えており、多くの事業者に参画いただくことで、その効果はより高まるものと考えております。

この点、昨年実施した事業者ヒアリング調査では、多くの事業者から本事業に参画したいとのご意見をいただいたところですが、引き続き様々な工夫が必要であると考えております。

そこで本事業においては、入札広告に先立ち、本年4月に参加要件や庁舎概要など、事業者募集に関する基本的な考え方を示した実施方針を公表した上で、現場見学会を実施して、本事業の周知を図るとともに、要求水準にかかる質問を受け付けるなど、事業者との対話を重ねながら透明性と公平性を確保しつつ、実現可能性が高い要求水準書の作成に努めてまいりたいと考えているところでございます。

その後本年夏頃に入札公告を行い、年内にも落札者を決定したいと考えているところでございますが、事業者の選定にあたっては、価格のみならず治安・防災対策の拠点となる警察署としての機能・設備に加え、環境性能や県内企業の参画に向けた取り組みなど、様々な観点を評価項目とすることで、より良い提案がなされるよう努めてまいりたいと考えております。

新庁舎の完成供用開始は令和12年度を見込んでおり、引き続き組織一丸となり、新庁舎の着実な整備に向けた取り組みを進めてまいります。

質問7コメント 川真田琢巳

次に児玉県警本部長から阿波吉野川警察署については、この4月に実施方針を公表するなどし、新庁舎整備を着実に進めるとのご答弁をいただきました。同署の整備は、我々地元の悲願であり、地域の安全安心を願う吉野川市民・阿波市民の切なる願いでございます。

多くの事業者が参加をしていただき、素晴らしい提案が受けられるよう、しっかりと事業を進めていただきますようよろしくお願いを申し上げます。

おわりに

これで通告しておりました質問項目は終わりましたが、最後に、皆様は政治を題材にした漫画といえば何を思い出されますでしょうか?
加治隆介の[議]、[サンクチュアリ]、[疾風の勇人(しっぷうのはやと)]、[票田のトラクター]などなど、多数あろうかと思います。

私が20代の頃の漫画で[クニミツの政(クニミツのまつり)]という漫画があったことをご存知でしょうか?
[まつり]という字は[まつりごと]の政治の[政]という字の漢字を書いて[まつり]と読みます。

私はこの漫画が大好きで、この漫画は、「政治は最大のエンターテイメント」を十分に表現した内容であり、いわばカリスマ性を備えたリーダーシップを持つ主人公クニミツが、腐敗している政治をどんどんと改善していく[ザ・漫画]といった要素が、ふんだんに盛り込まれており、読み手によっては「理想論でしかない」と思われた方も多いかなと思います。

今年1月の吉野川市の二十歳を祝う会、いわゆる成人式において、私が20歳の皆様に送ったメッセージは、
「見栄を張らずに 胸を張って 足を引っ張る大人じゃなくて 明日を引っ張る大人になってください」
というメッセージを投げかけさせてもらいました。

結びにこのような理想論のような言葉を、私はこれからもクニミツのように、ぶれずに、ずっと投げかけていくことをお伝えし、私の質問を終わらせていただきます。
ご清聴ありがとうございました。

R8年度当初予算+R7.2月補正予算 概要

令和8年度当初予算と令和7年度2月補正予算概要

徳島県 安心度UP

徳島県 魅力度UP

徳島県 透明度UP + 消防・動物・文化など

公共事業概要

令和8年度当初予算 公共事業
出典 徳島県HP

より詳しい内容については、徳島県HPをご参照ください。

質問項目及び要旨(PDF)

徳島県議会HPより各質問前日に公開されたPDFです。

代表質問 2026.2.19

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一般質問 2026.2.20

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